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2011年10月18日火曜日

財務・会計の基本(1)

財務・会計の基本
  1. 財務・会計の分類

    財務・会計──ファイナンス
           │
           └企業会計(アカウンティング)──外部報告会計(財務会計)
                              │
                              └内部報告会計(管理会計)

  2. 企業会計(アカウンティング)

    • 外部報告会計

      ・一般投資家などに公表する財務諸表を作成するための会計
      ・簿記や原価計算などを学習
      ・他社との比較を容易にするため、また外部(投資家・金融機関)に
        正しい情報を伝えるため、一定のルールの下で数値を処理する。

      例:貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書

      学習のポイント
      ・簿記は慣れろ
      日々の大量の取引を処理するために、
      機械的に処理できるようになるまで訓練する。

    • 内部報告会計

      ・経営者などに報告するための会計(経営に直結する会計)
      ・外部報告会計で作成した財務諸表を用いるで分析する。
      ・比率分析などを学習

      学習のポイント
      ・管理会計は結果の暗記だけではなく、結果の内容を理解する。
        経営者に報告するための会計なので、導出された結果になった
        理由をしっかり説明できなければならない。


  3. ファイナンス
    学習のポイント
    ・ファイナンスも、管理会計同様、結果の暗記だけではなく、結果の内容を理解する。

  4. 会計を取り巻くルール
    • 昔からあるもの
      • 企業会計原則
        古くから存在し、すべての企業が従わなければならない。
        (企業の大小は関係ない)
    • 新たに加わってきているもの
      • 国際会計基準など(時代に合わせてルールを刷新)
         
      ※上記のルールには罰則規定がない


    • 上記のルールをベースに法律がある。
      • 会社法             ⇒株主総会に提出
      • 金融商品取引法⇒証券取引所に提出
      •  (法人)税法      ⇒税務署に提出

中小企業診断士に求められるのは、厳密な数値も必要であるが、仕組みを理解して素早く判断することも必要。


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