- 簿記上の取引
- 簿記上の取引
簿記上の取引とは、簿記の5要素(資産・負債・資本・収益・費用)のいずれかが変更する事象のこと。
- 簿記上の取引で、世間一般でも取引と呼ばれる事象
商品を仕入れる - 簿記上の取引ではないが世間一般で菜は取引と呼ばれる事象
商品売買に関する契約を結ぶ
⇒契約の締結だけでは簿記上は取引したとは考えない。
(5要素に動きがない) - 簿記上の取引ではあるが、世間一般では取引ではない事象。
火災が発生し備品が焼失した場合、資産が減るので簿記上の取引に該当する。
- 簿記上の取引で、世間一般でも取引と呼ばれる事象
- 簿記上の取引の記録ルール
取引の発生⇒(仕訳)⇒仕訳帳⇒(転記)⇒総勘定元帳⇒財務諸表の作成へ- 取引が行われる(簿記上の取引の発生)
- 仕訳を行う ※取引を借方と貸方に記入する。
- 仕訳帳を作成する
- 総勘定元帳を作成する
- 財務諸表を作成する。
借方と貸方の金額は一致する。貸借一致の原則
- 簿記上の取引
- 仕訳・勘定
- 仕訳
仕訳:取引を借方と貸方の2つに分けてその勘定科目と金額を決定する。
仕訳のルール 借方 貸方 ・資産の増加
・負債の減少
・資本の減少
・収益の減少
・費用の増加・資産の減少
・負債の増加
・資本の増加
・収益の増加
・費用の減少
収益・費用の減少は、売上・費用が減ったのではなく、売上・費用が取り消された場合に発生する。
利益は差額で算出するため、仕訳には乗らない。
借方項目の資産・費用が増加するときは借方に、減少するときは貸方になる。
逆に貸方項目の負債・資本・収益が増加するときは貸方に、減少するときは借方になる。
1つの取引について、必ず借方と貸方に記入される。
仕訳の流れ
例:4/15に土地1,000千円を現金で購入した。土地1,000千円を現金で購入 借方 貸方 ・資産の増加
↓
・借方記入
↓
・土地の増加(土地勘定)・資産の減少
↓
・貸方記入
↓
・現金の減少(現金勘定)4/15 (借方)土地 1,000 (貸方)現金 1,000
- 勘定
勘定:仕訳の内容を記録する場所。
⇒仕訳の内容を勘定に記入することを転記と呼ぶ
- 勘定科目
簿記の5要素は、さらにその内容や性質を表す名称を付される。(勘定科目)
勘定グループ 勘定科目 資産 現金、貸付金など 負債 借入金、買掛金など 資本 資本金、繰越純利益剰余金など 収益 売上、受取利息など 費用 給料、支払利息など
- 総勘定元帳と勘定口座
簿記上の取引により、ある勘定科目が増減した場合、その勘定科目が付された勘定口座に当該勘定科目の増減を記録する。(T勘定を記録)
すべての勘定は総勘定元帳と呼ばれる帳簿にまとめられる。
- 勘定科目
- 転記
取引に係る仕訳を行ったときに、その仕訳の内容を総勘定元帳にある各勘定口座に記載すること。
仕訳の借方に記入された勘定科目は、当該勘定科目が付された勘定科目の借方に転記され、
仕訳の貸方に記入された勘定科目は、当該勘定科目が付された勘定科目の貸方に転記される。
転記(勘定記入)は仕訳の内容にしたがって行われるので、勘定記入のルールは以下のようにまとめることができる。- 借方に属する勘定科目が増加した場合・・・勘定の借方に記入
- 借方に属する勘定科目が減少した場合・・・勘定の貸方に記入
- 貸方に属する勘定科目が増加した場合・・・勘定の貸方に記入
- 貸方に属する勘定科目が減少した場合・・・勘定の借方に記入
2011年11月30日水曜日
財務・会計(2)
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