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2011年11月6日日曜日

財務会計基礎の基礎(3)

財務諸表と経営分析

  1. 経営分析
    • 企業の収益性
    • 効率性
    • 安全性
    財務諸表から上記の内容を分析する。
    総資本対経常利益率=(経常利益/総資本)=(経常利益/売上高)×(売上高/総資本)

    総資本利益率=売上高経常利益率×総資本回転率
    売上高対経常利益率=経常利益÷売上高
    総資本回転率=売上高÷総資本

    回転率とは企業の効率性を示す。売上高を分子に持ってきて計算する。
    売上高対○○は企業の狭義の収益性を示す。

    以下のように総資本経常利益率から分解して分析していく
    総資本経常利益率(総合的な収益率を示す)
        売上高対経常利益率(狭義の収益性)
            売上高対総利益率
            売上高対営業利益率
            売上高対販管費比率

        総資本回転率(効率性)
            売上債権回転率
            棚卸資産回転率
            固定資産回転率

    デュポン式では、4つの値を入力して比較を行う。


    先期 今期
    総資本利益率



    左右で期間比較
    上下で企業間比較

    売上総利益(粗利)=売上高-売上原価
    営業利益=売上総利益-販売費・一般管理費(人件費、広告費、販売促進費、賃借料)
    経常利益=営業利益-営業外費用(利息など)

  1. 意思決定
  2. 短期の意思決定:1年程度で結果が出る案件(例:コストコントロール)
    長期の意思決定:5年から10年で結果が出る案件(例:設備投資)

    短期の意思決定
    コストは2つ
    • 変動費(売上高の増減に応じて総額費用。材料費、売上原価、出来高払賃金など)
    • 固定費(売上高の増減に関わらず、総額では変化しない。職員の給料、固定資産税、減価償却費、賃借料など)

    直接○○費:直接的に結びつくコスト。製造を止めればかからないコスト。
    ○○間接費:他の製品の製造にも関連するコスト。

    変動間接費はある製品の製造を止めればなくすることもできる。
    固定間接費はある製品の製造を止めても必ず発生する。

    売上高-変動費=限界利益
    コストを変動費・固定費に分解して考える。
    直接費・間接費や固定費・変動費に分けて考える。

    長期の意思決定

    調達コスト:100万円+10万円(利息)
    キャッシュイン 4年間で30万円ずつ。
    毎年30万円を生むための時間価値を考慮に入れた計算

    貨幣の時間価値を考慮に入れる。
    例:銀行利息
    運用益がプラスされて100万円以上になる。

    1年後に30万円得るためにいくら必要になるのか?
    割引計算する(将来の金額を今の金額に戻す)
    30万円÷1.1+30万円÷1.1の2乗+30万円÷1.1の3乗+30万円÷1.1の4乗


    将来価値=現在の金額の運用益を加えた価値のこと。
    現在価値=将来得られる金額を割り引いた今の価値


  3. 企業価値
  4. 合併や買収は、公認会計士や税理士が中心になるが、
    診断士として、妥当な金額を算出できないといけない。
    企業価値の算定方法
    当期利益
    キャッシュフロー
    など

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